目覚めの感覚

「本当の悟りとは夢から覚めるようなものだ」


それは例えば

飛行機に乗った時、気圧の変化で耳がボーっと綿を詰められたかのように塞がれちゃって周囲の音が分厚い壁に囲まれたかの如く聴こえ辛くなった時。

水を飲んだり、飴を舐めたり、鼻をつまんでフンっとしたり、貴方は色々試すだろう。

そうした瞬間、

音がガッと入ってくる。

脳内で音が開く、

あの感覚。


それは例えば

マジカルアイの絵をじぃっと見つめて

突然3Dに

全然意表を突いた画像が目の前に飛び込んでくるあの瞬間。


顕微鏡のピントが合った、あの瞬間。


ヘレンケラーが水を触って、今まで教えられてきたウォーターという言葉とそれが繋がったその瞬間。


気付き、覚醒、悟り、、、

それはそんな感じでやってくる。


初めは

自身の身近な悩みに対しての小さな気付き。

それがだんだんハッキリ の範囲が広がり

最後は

自身そのもの、又は宇宙そのものがその仕組みと共に

ある日ある時突然に

クンッ

と貴方に入ってくる。

貴方はその感覚、映像、又は音、

その中に全ての意味を認識する。