2016/03/31
本当の強さとは、なんだろう。
たった一人で頑張っている人は強いのだろうか。
苦しさに耐え切れず自分の殻に閉じこもってしまっている人は弱いのだろうか。
たった一人で頑張っている人は、実は自分の感じたくない弱い部分から逃げ感じないよう麻痺させてしまっているだけかもしれないし、
自分の殻に閉じこもっている人は、蝶になる前のさなぎの如く、その狭い自分の殻の中でソレと対峙しドロドロと変容している最中なのかもしれない。
何が強くて何が弱いかなんて一面的には決められないし、
強いのが良くて弱いのがいけない、という事もなく、
ただ一生懸命生きている、それが素晴らしい事なのではないかと私は思う。
それらを踏まえつつ、けれども敢えて“本当の強さ”とは何かといったとき、私は、
自分の弱さ、今苦しんでいる自分を認められる事。
だと考える。
常に元気でやる気に満ちている事が素晴らしいとされている節がある昨今、しかし冷静に考えてみて欲しい、
そんな状態こそ異常だ。
そんな状態は辛く苦しい部分を感じないようどこかを麻痺させているに過ぎない。(そうでない人も中にはいるかもしれないが)
この社会で様々な人や局面に関わっていたら心が揺さぶられ色々な感情が出てくるというのは当たり前だし、とても自然な事。
常に勝ち組気分でいる必要など、ない。
そして本当の心の強さとはでは、どうすればもてるのか。
心という容器があるとして、その容器は三重の層になっていると考えてみて欲しい。
様はその一層一層を丈夫にしていけばよいのだ。
一番内側は、自身の心の層。
前回までで述べたように、自分なりのやり方で苦しいながらもなんとか強化可能な部分。
一番外側は、物理的な層。
例えば、自分がとても落ち着ける、安心できる場所や、身につけているとなんだか頑張れるアクセサリーや、そういうもの。
これも自分での強化が可能だ。
さて、問題は真ん中の層。
ここだけは自分一人ではどうにもならない。
この世界の、この次元に存在する人からの肯定、承認によって強化される部分。
そしてカウンセリングとは、シンプルに言ってしまえば、
安心出来る場所を提供しつつ(外側の層の強化)
一緒に心の層を丈夫にしていくお手伝いをしながら(内側の層の強化)
この、真ん中の層を強化するものなのではないだろうか。
この世界で生きていく為の本当の強さとは決して一人で手に入れる事は出来ない。
愛し愛され心から信頼出来る存在があって初めて人は本当の強さを手に入れられる。完全体になる。
完全体とはそして“常に完全では有り得ない”と認める事でもあるのだ。
苦しみを苦しみとして受け止め感じられるだけの勇気。
そしてそれを抱き続けるだけの強さ。
一番内側の心の層が、まだその苦しみを抱き続けるだけの強さを持っていないなら、その層がもう少し丈夫になるまで、その苦しみを凍結保存しておいても全然構わない。内側の層がそれに耐えられるだけの強さを持った時、ゆっくりとその凍結していた苦しみを溶解していけばいい。
その苦しみを抱き続けられるだけの心の強さを持ったとしても、それでも貴方は苦しいかもしれません。
けれどもそこで感じる苦しみを我慢する必要はないのです。
「苦しい」と、
貴方が信頼する誰かに一言云えたなら、
その人の温かい強さが貴方を守ってくれる。
そうやって貴方の心の真ん中の層が少しづつ、
丈夫になっていくのです。
たった一人で頑張っている人は強いのだろうか。
苦しさに耐え切れず自分の殻に閉じこもってしまっている人は弱いのだろうか。
たった一人で頑張っている人は、実は自分の感じたくない弱い部分から逃げ感じないよう麻痺させてしまっているだけかもしれないし、
自分の殻に閉じこもっている人は、蝶になる前のさなぎの如く、その狭い自分の殻の中でソレと対峙しドロドロと変容している最中なのかもしれない。
何が強くて何が弱いかなんて一面的には決められないし、
強いのが良くて弱いのがいけない、という事もなく、
ただ一生懸命生きている、それが素晴らしい事なのではないかと私は思う。
それらを踏まえつつ、けれども敢えて“本当の強さ”とは何かといったとき、私は、
自分の弱さ、今苦しんでいる自分を認められる事。
だと考える。
常に元気でやる気に満ちている事が素晴らしいとされている節がある昨今、しかし冷静に考えてみて欲しい、
そんな状態こそ異常だ。
そんな状態は辛く苦しい部分を感じないようどこかを麻痺させているに過ぎない。(そうでない人も中にはいるかもしれないが)
この社会で様々な人や局面に関わっていたら心が揺さぶられ色々な感情が出てくるというのは当たり前だし、とても自然な事。
常に勝ち組気分でいる必要など、ない。
そして本当の心の強さとはでは、どうすればもてるのか。
心という容器があるとして、その容器は三重の層になっていると考えてみて欲しい。
様はその一層一層を丈夫にしていけばよいのだ。
一番内側は、自身の心の層。
前回までで述べたように、自分なりのやり方で苦しいながらもなんとか強化可能な部分。
一番外側は、物理的な層。
例えば、自分がとても落ち着ける、安心できる場所や、身につけているとなんだか頑張れるアクセサリーや、そういうもの。
これも自分での強化が可能だ。
さて、問題は真ん中の層。
ここだけは自分一人ではどうにもならない。
この世界の、この次元に存在する人からの肯定、承認によって強化される部分。
そしてカウンセリングとは、シンプルに言ってしまえば、
安心出来る場所を提供しつつ(外側の層の強化)
一緒に心の層を丈夫にしていくお手伝いをしながら(内側の層の強化)
この、真ん中の層を強化するものなのではないだろうか。
この世界で生きていく為の本当の強さとは決して一人で手に入れる事は出来ない。
愛し愛され心から信頼出来る存在があって初めて人は本当の強さを手に入れられる。完全体になる。
完全体とはそして“常に完全では有り得ない”と認める事でもあるのだ。
苦しみを苦しみとして受け止め感じられるだけの勇気。
そしてそれを抱き続けるだけの強さ。
一番内側の心の層が、まだその苦しみを抱き続けるだけの強さを持っていないなら、その層がもう少し丈夫になるまで、その苦しみを凍結保存しておいても全然構わない。内側の層がそれに耐えられるだけの強さを持った時、ゆっくりとその凍結していた苦しみを溶解していけばいい。
その苦しみを抱き続けられるだけの心の強さを持ったとしても、それでも貴方は苦しいかもしれません。
けれどもそこで感じる苦しみを我慢する必要はないのです。
「苦しい」と、
貴方が信頼する誰かに一言云えたなら、
その人の温かい強さが貴方を守ってくれる。
そうやって貴方の心の真ん中の層が少しづつ、
丈夫になっていくのです。
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